実行画面の出力をテキストに落としたい場合など screenのウィンドウ間でコピー&ペーストを行いたいことがあります。 screenのウィンドウ間でコピペを実施するにはコピーモードを利用します。 コピーモードに入ると画面をさかのぼって範囲選択して、コンソール出力の履歴をコピーすることができます。
コピーモードを開始するには以下のコマンドを入力します。
Ctrl - t
Ctrl - [
または
Ctrl - t
ESC
画面下部に以下のようなメッセージが表示されると思います。これでコピーモードに入っています。
Copy mode - Column <カーソル位置> Line <行番号>
コピーモードに入ったらコピー範囲を指定します。コピー範囲は、Spaceキーで指定することができます。 方向キーなどでカーソルをコピー範囲の最初の位置に移動します。 Spaceキーを入力すると、最初のマークが指定されます。
さらに方向キーなどでカーソルをコピー範囲の最後の位置に移動して、もういちどSpaceを入力します。 この時点でコピーモードを抜けてしまいますが、範囲選択した内容はscreenのコピーバッファーに保存され、画面の下部には以下のようなメッセージが表示されます。
Copied <文字数> characters into buffer.
コピーした内容をペーストするのは以下のコマンドです。
Ctrl - t
Ctrl - ]
screen上のペースと先のウィンドウ(テキストエディタなどを開いているウィンドウ)等で 必要な位置で上記のコマンドを入力します。
コピー範囲の選択を途中でやめる場合は、ESCキーを入力することでコピーモードを抜けられます。