screenを使おうとして最初に必要になるのが、各自の環境に合わせたエスケープキーの設定です。 エスケープキーとは、screenにコマンドを発行するときの合図です。 エスケープキーに続いて、コマンドを渡すことができます。 エスケープキーは、Ctrlと割当文字を組み合わせて使います。
screenのデフォルトのエスケープキーは"Ctrl と aの同時押し"が割り当てられています。この場合、
Ctrlとaを同時押ししたあとにコマンドを与えることになりますが、 このCtrl + aが、ほかのプログラムのキーバインドでも使われている場合、 バッティングしてしまいます。
例えばscreenで、emacsなどを使う人はCtrl - a(行の先頭に移動)が使用できなくなっています。
というわけで、なにはともあれ最優先で変更が必要になります。 世の中ではこの割当文字をTに割り当ている方が多いようです。
筆者もscreenを使い始めて4〜5年ぐらいになると思いますが、 初期からTに割り当てていて、困っていないので、これを使い続けています。
~/.screenrcファイルに以下を記載してください。
escape ^Tt
次のscreen起動から有効になります。 以降はCtrl+tがscreenでターミナルを開いているときのエスケープキーになります。 例えば、screenの画面の切り替え(トグル)は、Ctrl+t、Ctrl+tと2回入力になります。