いちばんクリティカルかつ重要な機能は、突然ネットワークが切れても screen上のセッションをscreenが維持し続けてくれて、 ネットワークが切れる前のセッションに再接続ができるということです。
普通ならフォアグラウンドで実行していたプログラムは、 不意のネットワーク切断で止まってしまいます。しかし、 screen上で動かしているプログラムは動き続けます。 ネットワークが回復すれば再接続して結果を確認することもできます。
attach/detachの機能を利用することで、 仕事場で使用しているデスクトップPCのセッションを切断だけしておいて、 ノートPCから再接続することも出来ます。 別の場所から同時に同じセッションに接続できたりもします。
ネットワーク経由での作業において、 安定性とポータビリティが非常に高い環境を実現できます。
ひとつのターミナルにscreenを起動して、 screenの中でたくさんの作業ウィンドウを開くことができます。
デスクトップ上でTeratermなどのTerminalを大量に開いて作業しているひとは、 (自分自身がそうであったように)別のPCに移ったり、朝PCを立ち上げると、 昨夜と同じTerminal配置を再現したくなります。
Terminal内でscreenのウィンドウをたくさん開いた状態(セッション)であれば、 作業環境はもともと継続されているので、 同じセッションに再接続するだけでよくなります。 作業環境のポータビリティはさらにあがります。